2012年10月13日土曜日

洋書の読書復帰

久しぶりに読んだ洋書。
Blue Bay Mystery 。Boxcar Childrenシリーズの6巻目。
洋書を読むの、何と約半年ぶり!
他にやりたいことをやっていたとはいえ、せめて毎月少しずつでも読みたいよね〜。去年100万語/年を目指していたときは余暇のほとんどが洋書の読書に費やされていたのよね。読むのが遅いのか、読む本がレベルが高すぎるのか…。ただ、これ以上レベルを低くするとそそられる内容の作品が少なさそう…。あんまり子供っぽい内容のものを読んでもつまらないしね。っていうのが 本音(たとえ絵本でもCynthia RylantやArnold Lobelみたいな素晴らしい作品もあるんだけど)。

めぼしいのはGRのCambridge English Readersかなあ。Blue Bay Mysteryの後にHelp!を読んだけど、レベル1なのになかなか引きこまれた。これオススメ。ほかにもCambridge English Readersは面白そうなのがありそうなので色々読んでみようかな。Kindleでも読めるのが嬉しいよね

2012年4月7日土曜日

絵本かGRか

易しい本から、読める本から読んでいく…このスタイル、私はとても気に入っている。
易しい本、というと子ども用の絵本、そして学習者用に語や文法の制限のあるGraded Readers(GR)が思い浮かぶ。

どちらを読むか…わたしは特にどちらの方が好きというわけではない。絵本には絵本の、GRにはGRの長所と短所があるように思うので自分の思ったことをちょっとメモ的に残しておこうと思う。

絵本のメリット:
絵があるので多少言葉がわからなくても状況の判断がしやすい
特に名詞は絵があることで大きな助けになる。また、中には絵がメイン…といわんばかりの素晴らしい絵が描かれた本も沢山ある。

短い本が多いので達成感をすぐに味わえる
外国語の本を1冊読み終わるってなかなかできない。でも絵本なら比較的容易に達成できる。小さな事かもしれないけれど、読み終えられて嬉しい!という気持ちが次の本を読む足がかりにもなっていると思う。

ネイティブの子どもたちの成長を追体験できる
子ども達は絵本を読んでもらったり自分で読んだりして成長する。もちろん本だけではないけれどそういう読書体験が言語的な成長にも関わっているんじゃないかな。彼らの体験を絵本を読むと自分も外国人、しかもオトナでありながら多少味わえる気がする。

絵本のデメリット:
やはり子供向け
子ども向けの本は退屈に感じることもある。だってわたしはオトナだもの。

短い本が多い
これはメリットでもあるけれど、やはりすぐ読み終わってしまうと物足りないように思うこともある。買って読んでいる場合はお財布との相談もあるしね…。絵本(しかも洋書)てお高いんですもの。

以外に難しい言葉
以外に難しい言葉がたくさん使われている場合がある。だって、子どもとはいえ、相手はネイティブ。日本に生まれてオトナになってしまった私よりずっとたくさんの英語を知っている。

次にGR。
GRのメリット:
語数や文法など制限がある
見出し語の数などがレベルごとに決められている。そして語彙説明などもついていたりする。自分に合ったレベルの本を探しやすい。

原文だと難しくて長い本をリライトしてくれている
例えば原作の「1984」は10万語以上の長作で手が届きそうにないけれど、Penguin Readersなら2万語弱で読める。しかも語彙も易しくなっている。GRだと手軽に世界の名作を英語で読める。

大人でも楽しめる様々な作品のラインアップ
絵本のデメリットをカバーしてくれる。世界の名作から、映画の書籍化、伝記まで、いろいろな興味深い作品が揃っている。もちろんオリジナル作品も。

GRのデメリット:
いろいろな工夫がされているGRですがちょっと不満なことも。

貧弱な表現
語彙に制限があるせいか、感情や状況を表すような表現がいつも同じ言葉を使っていたりして物足りなく思う。主なGRの不満点はここで、この制限があることによって学習者としては読みやすくもあるのだけれど、ストーリーの面白さが半減してしまう原因にもなっている。

解説の不備
せっかくの学習者用なのに、状況や文化に関する箇所は解説なり注釈なりがもっと充実してくれればいいのに、と思うことがある。

こんなかんじかな。もちろん読む本は絵本とGRだけではないのだけど、洋書の読み始めにはお世話になることの多い本なので、ちょっと書いてみた。
わたしの場合、長めの本(含GR)を読んだ後は絵本が読みたくなり、絵本が続くとまた長めの本が読みたくなるパターンで読書を続けている。読書が好きとは言っても、やはり外国語の本を読むというのはまだ私にとってはなかなか難しく、時間もとられるし、とくに英語を勉強しなければといけないという危機感も無いので、とにかく飽きないように、とにかく続くように、そういう気持ちで続けている。そして今のところそれで成功していると思うので、もうちょっと楽しめそう★

2012年1月29日日曜日

YLのナゾ

SSSの多読の学習法を読んでいると疑問に思うことって結構あって、まあ詳しいことは本を買えや、ってことなんだろうけれど、まあ理論的なことをごちゃごちゃ言う前に実践あるのみ、で1年間やってきた私ですが、あらためてYLのレベル判定って何を基準にしているんだろ…って思ったのです。

YLとはSSSの多読を実践している(もしくはそれを受けて洋書を読んでいる)人には基本用語だと思いますが、「読みやすさレベル」の略です。「TNP」が「低燃費」の略っていうくらいのバリバリ日本語なんですね。

読みやすさ、っていうのが一体何を基準にしているのか…例えばGRのPenguin Readersのレベル分けは出てくる見出し語の数に応じて分けられている。英検やTOEICの大体どれくらいのレベルに相当するのか表にしてくれていたりします。

じゃあ、SSSのYLは・・・?とサイトを見ると基本用語集には以下のようにあります。

SSSで、多読クラスの生徒を観察している教師の意見、多読をしている大人の意見から、総合的に、普通の英語学習者にとっての読みやすさを0.0から9.9までの数値にしたもの。数値が小さい程読みやすい。 YL0.0-0.9 の本をレベル0の本、YL1.0-1.9の本をレベル1の本などという。 人によって、読みやすさ感は違うので、YLが高くても読める本もあるし、YLが低くても読めない本もある。 数値にこだわることはないが、それでも、目安としては非常に役に立つ。

うん、確かに目安にはしています。でも、見出し語がいくつだからこの本はYLいくつ、とはっきり決められているわけではなく、「多読クラスの生徒を観察している教師の意見、多読をしている大人の意見から、総合的に」出しているんですね。お世話になっている多読王国のYLも参加者からのYLの平均が出されているようです。ここでのレベル分けは客観的に出された結果ではなく、集合知というか、実感を平均させた数字なのですね。

でも例えば、上級者レベルの人がハリーポッターを読んだらYL3くらいに感じてしまうってこともあるってことですよね…。まあ平均を出しているので、一人がハリーポッターにYL3をつけても劇的にその作品のYLが変わることはないと思うのですが、なんとなく釈然としない感じです。

あと、YL0.9と0.8の違いとか…。普段何気なく参考にしていることだけど、気にし始めるとキリがないですね。やはり多読本の解説書か何かを読めってことなんでしょうか…。


2012年1月28日土曜日

語の数え方、のナゾ

The Little Red Hen

ある時ふと思いました。
今まで語数って他のサイトに頼って調べてきたけれど、語の数ってどこからどこまでを1語としているんだろう…。つまり、theやaは腐るほど出てくるけれど、これも一々1語と数えているワケ…?いや、まあそうなんだろうけれど、なんとなく納得行かない。

そこで、340語と言われているPuffinのEasy-to-Readシリーズの"The Little Red Hen"の本文を文書作成ソフトで打込んでワードカウント機能を使って調べてみよう!と思いました(←暇人)。で、打込んでみました。

結果は…

334語(タイトルの語数も含めて)

あれ?少ない!?
そもそも(出版社提供と言われている)SSSで書かれている語数がアバウトな数字なの?他のサイトも見てみましたが360語と書いてあったり…。

まあ、提示されている語数より実際は少ないんですから、theもaもしっかりカウントせよということだけは分かりました。

思いがけない発見に戸惑ってます。
なーんだ。結局100万語って言ってもアバウトなんですな…。
まあ、100万語っていう数がそもそも抽象的な数というか、その数のイメージだけが独り歩きしがちなので、あんまり語数にはこだわるなっていうことなんでしょうかね。

数がはっきり目標値として設定されるとヤル気が出るのも事実なんですが…。自分の背丈の3倍の本を読む、でもいいんですが、電子書籍なんかがメインになってくると物理的な本の厚さもわかりにくくなってくるでしょうし。え、じゃあ「100万MB」とか「自分の身長MB」とかになるんですかね(笑)

あ、ちなみに the Little Red Henは334語しかなくて、同じ表現の繰り返しなのに、ちゃーんとオチもあって、わたしのお気に入りです。長い本を読んだ後なんかは読み返したくなります。

2012年1月23日月曜日

100万語突破!


Gathering Blue
Lois Lowry著

いやー 、この飽きっぽい私がサボりながらようやく100万語突破しましたよ。2011年1月25日開始したので、始めてからなんとか1年以内に目標達成です。突破本として選択した本ですが、1994年にNewbery賞を受賞したthe Giverの続編です。このシリーズ3部作となっていまして、Gathering Blueは2作目です。

100万語を突破することで怖かったのは、100万語を「区切り」であると自分で勝手に決めてしまって英語の本を読まなくなることでした。続きものだったら、3作目のMessengerも読まなきゃって思うだろうし…とそういう理由で続きものをチョイス。

100万語って途方も無い数字に見えるけれど、ここに至るまで読んだ本って絵本やGRが主。絵本を読むのも十分英語の理解には役に立っているとは思うけれど、自分が憧れる英語スラスラ読みという目標(この目標も曖昧なんですが)にはようやくヨチヨチとスタート地点についたくらいのレベルなんだなーって実感です。

サボりつつ、の1年間でしたが、飽きっぽい私がここまで続けられたのは嬉しいことです。
今年も楽しみつつぼちぼちと英語本を読んでいきたいと思います。積ん読本は沢山あるのよね…。

続編:Messenger